疑問解決記『実体験に基づきながら』

幅広い情報を共有したい。その想いを伝えるために、筆者の体験を絡めて専門的な事から、日常的な事まで幅広く取り扱っていくブログ。

お酢を作るために欠かせない酢酸菌のお話


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ふと、お酢を眺めていたら・・・

「あれ?お酢ってどうやって作っているの?」

と思ってしまった筆者。
(無知なり)

そこで、お酢の作り方を調べていく内に、

思いがけない情報にたどり着いた。

それは健康に関して、乳酸菌を超える力を持った酢酸菌の情報だ。

今回はお酢の作り方や、アレルギーに関する情報

酢酸菌の効能について書いていく。


お酢はアルコールにある物質を入れて発酵させると出来る

そのある物質とは先ほど記載した酢酸菌だ。

酢酸菌について語る前に、

どこで酢酸菌が活躍するのか

お酢の製造過程について見ていこう。

初めにお酢の製造過程

「お酒を造る⇒純米酢と酢酸菌を混ぜる⇒発酵させる⇒ろ過する」

となっている。

お酢を混ぜる段階で酢酸菌が入っているのだ。

「製造段階でお酢と酢酸菌が必要って可笑しくない??」

「じゃあ、初めてのお酢はどこから生まれた??」と思った筆者。

実は酢酸菌は納豆菌や乳酸菌と同じで

大気中に漂っている菌で、
(果物の皮や花などにも存在)

アルコールを放置すると、勝手にお酢に変えてしまうのだ。

つまり、糖がある食べ物はお酢に出来るのだ。
(アルコールの原料はショ糖・グルコース等の糖分)

そのため、りんご酢・麦芽酢・純米酢といった

豊富な種類のお酢が存在するのだ。

ここまででお酢を作るためには

酢酸菌が必要なことをわかっていただけただろう。


酢酸菌がアレルギーに効く仕組みと理由

まずアレルギーのメカニズムから

アレルギーが起こる理由は、

抗体が害の無いものを、害があると勘違いしてしまうため起こるのだ。
(ここまではよく聞く話・・・)

人間の体には、自己免疫の抑制スイッチが2つあるのだが、

2つの内、どちらかが働いていない場合に勘違いが起こるのだ。
(このアレルギー抑制スイッチを大・小抑制スイッチと呼ぶ、大きさが2倍近い差)

よくヨーグルトを摂ると、花粉症が治るといわれているが、

乳酸菌では、小抑制スイッチのみしか起動できず、

アレルギー改善を見込める可能性は少ない。

しかし、酢酸菌は2つの大小抑制スイッチを押すことが出来るのだ。

そのため、花粉症・鼻炎・アトピー等

アレルギー改善効果が10倍見込めるのだ。

他にも、両方の大小抑制スイッチを押せるグラム陰性菌があるのだが・・・


酢酸菌はグラム陰性菌に含まれる

グラム陰性菌の仲間は、赤痢菌やコレラ菌が含まれる。

しかし、このグラム陰性菌は食用ではない

下痢や発熱等、人に対し悪影響を及ぼす

その中で、酢酸菌は唯一食用のグラム陰性菌なのだ。

今後、開発が進めば、お手軽に害のないグラム陰性菌を取ることが出来るのかもしれない。

乳酸菌と酢酸菌の相乗効果

酢酸菌と乳酸菌を同時に摂ると、

乳酸菌のみの摂取に比べ、アレルギーの改善が2倍近く見込まれた
乳酸菌の10倍もの効果!酢酸菌がアレルギーに効く理由 | アレルギーに効く酢酸菌メカニズム | キユーピー酢酸菌研究室
また、花粉症等のアレルギー症状が4週間で改善される。

しかし、酢酸菌はお酢から摂取できない

お酢をろ過する段階で酢酸菌が取り除かれるためだ。

酢酸菌を取りたいとなった場合は、サプリメントを推奨する。

寄生虫とアレルギー性疾患の関係

昔の日本は寄生虫や結核が多く、花粉症やアトピーといった症状は殆どなかった。

しかし、環境が整い、綺麗になるに連れて、

アレルギー性の疾患が増えていったのだ。

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寄生虫とアレルギー性疾患の関係

寄生虫のおかげ?結核のおかげ?

結論から、話そう。

アレルギー性疾患は、寄生虫と結核により治まる

身体の免疫機能の役割を果たすのが、IgE抗体なのだが、

この抗体がスギ花粉等に反応し、アレルギーを起こす。

寄生虫と結核は、IgE抗体に働きかけるのだ。


寄生虫と結核で治まるメカニズムが違う。

寄生虫の場合は、

虫専用IgE抗体が、従来存在しているIgE抗体を塗り替えるためなのだ。

従来あったIgE抗体は花粉等と結合するのに対し、

虫専用IgE抗体では、結合しないのだ

つまり、寄生虫に感染している間は、

花粉症にも掛からないし、アトピーにもならないのだ。

端的に言えば、

寄生虫自身が刈り取られないように、体を支配しているということ。


一方、結核の場合はIgE抗体自体が減少するのだ。

つまり、結合するIgE抗体の数が減り、アレルギー反応が起きなくなるということだ。

その代わり病弱になるし、他の病との併発も増えるのだ。

東大の免疫学の教授が、教授自身の体や研究で実証済みだ。

より詳しく知りたい方は以下の記事↓や本を見ると良い。
http://www.hrnet.co.jp/research/pdf/terra1_2.pdf

笑うカイチュウ (講談社文庫)

笑うカイチュウ (講談社文庫)

私が読んでお勧めだと感じたのは、サイエンスアイシリーズの『寄生虫の秘密』だ。

上記の記事を読んでから『寄生虫の秘密』を読むと、抗体に関する話がより深く納得できる。

筆者が寄生虫にかかっている間は、花粉症に掛からないのでは?と思ったきっかけでもあるのだ。

ぜひ、お勧めしたい本となっている。(中学生の時に読んだが、虫や睾〇の症状等が載っているため、女性は読みたくない人が多いかも?)

寄生虫のひみつ (サイエンス・アイ新書)

寄生虫のひみつ (サイエンス・アイ新書)

最後に一言

筆者の家族は皆、花粉症を患っているのだが、

筆者のみ花粉症に掛かっていないのだ。

もしかすると、私は知らぬ間に寄生されているのかもしれない・・・

と思う筆者であった。

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rusia.hatenablog.jp
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